露 ( 1 )   *

            秋…一草の露 一天の星明り
              白露や 月のしづくを 受けもして

              暁や 草ことごとく 露こぼし
              庭芝の 露に濡れたる 朝まだき

              一天に 原野千畳 露万余
              荒草の 萋々として 露千畳
              有明の 露に万余の 瞳あり

              白露を 見てゐる我と 四方の景
              白露に 映れる景の 中の我


              幅細の 草にして露 こぼさざる
              露白し 盛りすぎたる 一草に

              百草に 千万の露 宿りけり
              うつし世の 草に結べる 露ならむ

              今といふ この一瞬や 露光る
              露葎 光あたれば 七色に

              朝日子の 出でて白露 七色に
              日あたりて 円光となる 朝の露

              露の玉 流るるときは 筋なして
              風の来て 露引きこぼす 枝が先

              白露の 蓮葉こぼるる 阿弥陀堂
              野仏の 泪せるかに 露に濡れ

              露の世に 白露のごとき ダイヤ愛づ
              君恋へば 泪は草の 白き露

              短調の 曲は哀しも 白露も
              白露の 朝の命と 消え果てて

              露消えしあとや 草葉の筋さやか    俳子


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