天 道 虫  *

             夏…日当たりて 七星光る 天道虫
               向日葵の 花央近くに 天道虫

               枝先の 途切れて飛べり 天道虫
               天道虫飛ぶ 一天へ翅ひろげ

               七ツ星 天道虫の 鈍飛行
               天道の 高みは飛ばず 天道虫

               鞘ばねを たたみて止まる 天道虫
               天道虫 すばやくしまふ 後ろ翅

               天道虫迫る 蟻巻逃げられず
               蟻巻を 食べて満腹 天道虫

               茄子無残 偽瓢箪虫(てんたうむしだまし)ぞ這ふ
               天道虫 触れなば死にし ふりもして

               飛ぶ羽の 破(や)りて七星 天道虫
               天道虫 死して七星 消え残る


             冬…小春日の 日溜り浄土 ひさごむし   俳子



     前頁(川蜻蛉/糸蜻蛉)へ  この頁のTOPへ  次頁(夏の蜂)
  575 俳子ワールド
 俳子の俳句横丁
 神戸観光名所歳時記
 須磨・句碑めぐりの旅
 俳子の守破離俳句
 俳子の独断状
   ホームへ

 俳子のインターネット歳時記 夏


 俳子のインターネット歳時記 INDEX