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         春…細き脚 食べて春窮の 蛸となる

         夏…蛸壺に 藤壷の跡 残りをり
           蛸壺に 耳を寄せなば 潮の音

           風来にして 子午線上の 蛸となる
           明石蛸 素焼きの壺を ねぐらとし

           軟甲の烏賊に 骨なし蛸挑む
           肉塊に 手足がはえて 蛸泳ぐ
           死して骨 残すが夢や 蛸坊主

           いきなりや ところかまはぬ 蛸の墨
           釣られきて 蛸が墨吐く 身をよぢる
           素潜りで 生蛸を捕りて 漁師の子

           海空に透くるや 蛸の天日干し
           干蛸の 体に透くる 空の色

           魂までも 抜かれて蛸の 姿干し
           一列に 干されて蛸の 大往生

           干蛸や 風も動かぬ 蜑が浜
           万葉の 明石が浜に 蛸を干す

           子午線や 貝の器に 明石蛸
           借金を  してまで食へや 明石蛸.   俳子

               明石産 子持ちイイダコ

                明石焼きの具になる蛸

                 蛸  壺

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