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            夏…立ち入れぬ 妻の領域 青簾
              青簾 妻には妻の 癒し時

              横切りに 透けてをみなの 青簾
              青簾 抜けくる風に をみなの香

              隔つれば 向かふとこちら 青簾
              写楽絵の 寄り目がのぞく 青簾

              夏簾 巻くや池庭 見ゆるまで
              夏簾 巻けば野山が 景の中

              文豪の 逝きて旧居の 青簾
              青簾 をみなたちまち 影となる

              古簾 開きて十二 単の姫
              古簾 越しにもの言ふ 夫婦仲

              夏簾 声つつぬけの 裏長屋
              古簾 声はすれども 姿なく

              吊るされて なきがごとくに 古簾
              古き家の いぶし色なる 古簾

             秋…秋すだれ 巻き上げらるる こともなく   俳子



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