土     筆   *

            春…四五本と 思へば土筆 をちこちに
              をさなごに 数へきれざる 土筆かな

              土筆野に 茎立ちいづる 二三寸
              つくづくし 頭もたぐる 二三寸

              日にすけて 土筆が茎の 薄明り
              穂の下に 土筆袴の ふたつみつ

              ふるさとの 橋のたもとの つくしんぼ
              身の透けて 摘むをためらふ 土筆かな

              わきもこの 仕種かはいや 土筆摘む
              わきもこの 両手に余る 土筆かな

              土筆野は 足し算摘めば 手に余り
              めしあがれ 土筆づくしの ままごと膳

              つくづくし 風穏やかに 小部の里
              つくづくし いにしへ人も 摘みしやも

              折りとりて 土筆しをるる 籠の中
              土筆煮て 旬味旬香を いただきぬ    俳子



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