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            春…よく揚がる 凧や原野に 風を待つ
              一碧の 空に和凧の 颯爽と

              父さんの 揚げる凧見る 兄妹
              誇らしや どの凧よりも 高き凧

              走るほど 遠のき揚がる 奴凧
              吾子走る 昇り凧には 背を向けて

              空深く 潜りゆくかに 龍連凧
              凧揚がる 碧落の風 たおやかに

              凧自在 上下左右に 前うしろ
              風清き 空のまほらを 凧自在

              風まかせ あなたまかせの 和凧かな
              凧浮遊 こころフリーの 境地とも

              凧入れて 丈を余らす 空の青
              点と化す 凧より見れば 我も点

              凧一気 揚がりあがりて 空となる
              洋凧の 揚がるも落つも 一気なる

              気つ風よく 虚空に墜つる 奴凧
              落凧を 引けば音たて ころがり来

              糸切れて 虚空に消ゆる 凧ひとつ   俳子


                       


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