下     萌   *

            春…下萌や 日当たり悪しき 道の端も
              烈風に めげず怯まず 下萌ゆる

              大地にも 疼くものあり 下萌ゆる
              力なき 者らが力 下萌ゆる
              下萌や 大地の鼓動 聞こゆとも

              初草に 添えたる指の 透くるかに
              駒返る 草の弾みを 足裏に


            種田山頭火連想八句
              枯野行く 道なき道を あてもなく (季:冬)
              行き暮れて 風強き丘 下萌ゆる

              マントルの 熱や火の山 下萌ゆる
              下萌ゆる 阿蘇は火の山 神の山

              行きゆきて 果てなき大地 下萌ゆる
              泣かば泣け 命のかぎり 下萌えて

              下萌や 吼ゆるがごとき 闇の底
              草萌ゆる われ屍と なろうとも   俳子


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