菜  の  花   *

         春…帆を揚げよ 菜の花沖に 舵を切れ(高田屋嘉兵衛 本店の地)
           菜の花の 明かりが中を 帆曳舟
           兵庫津の 花菜明かりへ 帰帆船

           菜の花の 中に道あり 暮れ残る
           花菜畑 ゆけば蕪村の 月出づる

           月出でて 花菜畑の 西東
           菜の花に 蕪村ゆかりの 入日月
           菜の花や 与謝野蕪村は 摂津の人

           灘浜や 海に白波 地に花菜
           西郷や 花菜明りの 上に灘

           菜の花の 上に波音 空の青
           菜の花の 上に海あり 灘が里

           菜の花や 海は南 山は北
           菜の花や 近くて高き 摩耶の山

           風流や 灘に菜の花 昼の月
           西の端に 傾げる月の 朧にて

           菜の花や 灘の気質は 生一本
           灘が里 都賀清流の 花菜かな

           菜の花や 灘目三郷 灘五郷
           菜の花や 灘に集ひし 上戸下戸

           降りたてば 花菜明りの 無人駅
           山は白 里は花菜の 黄に染まる

           君抱けば 花菜明りの 灯をこぼす
           明るくて 幸せさうで 菜の花黄

           菜の花の 一花ちぎれて 蝶となる
           菜の花や 影はあとから ついてくる


           夕餉にと 茹でて菜花の 深き色
           京町家 箸置くころの 花菜汁
           三菜に 色を添へたる 花菜漬    俳子



                  菜の花の実

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