辛     夷   *

         春…六甲の 風がみがきし 辛夷の芽
           芽辛夷の 産毛に朝の 光かな

           真っ白な 辛夷開けば 空青し

           これからは 穏やか余生 辛夷咲く
           老人よ 小志を抱け 辛夷咲く

           有馬里の 色なき山に 花辛夷 (有馬温泉・射場山)
           有馬なる 湯山急峻 花辛夷

           有馬へと 抜ける古道 辛夷咲く
           花辛夷 魚屋道をば 有馬まで
           花辛夷 帰るは軽ろき 魚屋道

           田虫葉の 咲きて有馬の 春来たる
           射場山へ 匂辛夷の 咲くころに

           最初はグー ジャンケンポンの 花辛夷
           眠たしや 出窓がそばに 花辛夷

           早咲きの 綻び著き 幣辛夷
           咲き倦みて 空まで汚す 幣辛夷す

           あふれでる 涙こらえて 花辛夷
           汚れちまった 中也の悲哀 辛夷散る   俳子






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