亀  鳴  く   *

             春…草亀は 首突き出して 鳴くぞえな
               糞亀は 魂を縮めて 鳴くぞえな

               亀鳴くや 声にならざる 声しぼり
               真赤なる 喉奥見せて 亀鳴けり

               しかと聴け これが亀鳴く 声なるぞ
               亀鳴くや 尻尾の先まで 泥臭く

               これもまた 粋な縁か 亀ぞ鳴く
               老生も 耳を澄ませり 亀鳴くと

               亀鳴くか 巨石に刻む 亀の印 (再度山)
               亀鳴くや 万年杉の てつぺんで

               鳴く亀の 一を知りても 二を知らず
               亀鳴くや 耳学問の 詮なくて

               亀鳴きて あらはになりし 二枚舌
               亀鳴くや 笑へば福の 来たるやも

             夏…萍や 亀連なりて 甲羅干す   俳子

      亀は鳴きます。ただ、声帯がないので、声にはなりません。
     上写真は、身動きできなくなって悲鳴をあげているアカウミガメ。


            再度山 大龍寺の 「天狗岩&亀の岩」

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