花    屑  *

          春…うちしきて なほも降りつむ 花の塵
            昃れば 紫がかる 花の屑

            花散りて 大地へかへる 花の精
            産土の 地に降り敷けや 花の塵

            咲けば散り 散れば花屑 いちもんめ
            あるだけの 花屑寄せて 一匁

            花の塵 地に落ち果たば 花の屑
            ぬかるめば花くづ 舞へば花の塵
            四阿の 四隅にたまる 花の塵

            箒目に 添ひ残りてや 花の屑
            花屑の 黄ばみて道を 汚しけり

            花屑を踏めば 穢れし身ぞ揺らぐ
            花屑を 踏まねば行けず 極楽寺
            花屑を 踏みて別れの 淀屋橋

            便箋の 余白に花の 塵ひとつ
            ひとひらの花屑 旅の鞄より    俳子

               花 屑

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