須      磨                    *


              春…大釜の 熱き梅粥 須磨天神 (綱敷天満宮)

                 残り香の あるかなきかに 梅のひと (綱敷天満宮)

                 波飛沫 かかるも嬉し 春の磯 (須磨浦公園)

                 見に行かむ 雨に耐えたる 花万朶 (妙法寺川公園)
                 華やぎて うすくれなゐの 花の宴 (妙法寺川公園)

                 人の世は 移れど須磨の 宵桜 (須磨浦公園)
                 もののふは 猛しよ我は 花人に (須磨浦公園)
                 花を愛で 人を偲びて 須磨行脚 (須磨浦公園)

                 散りぬべき 時も知らねで 花万朶 (須磨寺公園)
                 今生の 贅極まりて 花の寺 (須磨寺)

                 花盛る ゆるりと昇る ロープウェイ (須磨浦公園)
                 風立ちて 敦盛桜 海に落つ (須磨浦公園)

                 花過ぎて 風の優しき 須磨の関 (関守稲荷神社)

                 春霞 六ッ連山は 海に沿ひ (須磨浦公園)

                 藩架(ませがき)の 関所が跡に 春の月 (関守稲荷神社)
                 須磨の浦 ふりさき見れば 春の月 (現光寺)
                 これがかの 春望月か 芭蕉句碑 (現光寺)

                 月朧 ひとり寝酒の 俳諧師 (須磨寺)

                 春の海 いづこはあれど 須磨の浦 (須磨の浦)
                 太古より 春の潮香の 匂ふかに (須磨の浦)
                 春浪や 醒めざる夢を 見るごとく (須磨の浦)
                 春の波 耳奥に残る 子守唄 (須磨の浦)

                 春の海 砂に残りし 恋が文 (須磨海岸)
                 寄す波に 色も褪せたる 桜貝 (須磨海岸)

                 お大師へ 智慧の道行く 春日傘 (須磨寺)

                 山躑躅 坂越えゆかば 古戦場 (須磨浦公園)



              夏…中天に 日輪の神 夏来る (須磨海岸)
                 夏立つや マリンジェットの 水飛沫 (須磨海岸)

                 静かなる 時の贅(ぜい)あり 若葉宿 (須磨観光ハウス 味と宿 花月)
                 若楓 そよめく風は 海手より (須磨観光ハウス 味と宿 花月)

                 青葉して 葉擦れの音を 聞くもよし (須磨浦公園)

                 波際の 足跡消ゆる 薄暑かな (須磨海岸)

                 好きやねん 薔薇咲き誇る 庭に立つ (須磨離宮公園)
                 胸深く 抱きて紅き 薔薇の花 (須磨離宮公園)
                 好きひとに 胸一杯の 薔薇の束 (須磨離宮公園)
                 薔薇深紅 熱き思ひを 秘むるかに (須磨離宮公園)

                 神様の ご褒美として 薔薇一輪 (須磨離宮公園)

                 薔薇熟れて 王侯貴族の 名を冠す (須磨離宮公園)
                 芳しや 崩れかけたる 花薔薇 (須磨離宮公園)

                 花菖蒲 濁りて浅き 池の水 (須磨離宮公園)
                 花菖蒲 日暮れてよりの 水明かり (須磨離宮公園)

                 青梅や 葉陰に見ゆる 赤鳥居 (綱敷天満宮)
                 青梅の 熟れて願掛け 天満宮 (綱敷天満宮)

                 青梅雨や 葉先こぼるる 雨雫 (須磨境川)
                 さみだれて あをあを濡るる 須磨古刹 (須磨寺)

                 水槽の 青紫銀鱗 魚涼し (須磨水族園)
                 須磨は夏 白き砂浜 青き松 (須磨海岸)

                 灼け砂を 馳せて飛び込む 須磨の海 (須磨海岸)
                 紛れなき 大和男児や 遠泳す (須磨海岸)

                 美少女の 花柄リボン 夏帽子 (須磨海岸)
                 夏帽の 中にも飛沫 弾け来る (須磨海岸)
                 夏海や 君の瞳の 輝ける (須磨海岸)
                 好きですと 言えぬ少年 須磨サイダー (須磨海岸)

                 渚より 夏の女神の 濡れ出づる (須磨海岸)
                 濡れ髪に 夏の潮の 匂ひかな (須磨海岸)
                 海色に 染まずに行きし 白日傘 (須磨海岸)

                 寄す波や 喉にはじける ソーダ水 (須磨海岸)

                 大夕焼 空は火の色 恋の色 (須磨海岸)
                 キャンドルを 灯せ真夏の 恋が浜 (須磨海岸)

                 夏燕 風まで青き 須磨の浦 (須磨浦公園)
                 夏燕 来たりて空を 翻す (須磨浦公園)
                 海に出て 空のあなたに 夏燕 (須磨浦公園)

                 噴水や 離宮は海に 傾ぎ向く (須磨浦公園)
                 噴水の 穂先が上に 須磨淡路 (須磨浦公園)
                 滴りて 水琴窟の 高き音 (須磨離宮公園)
                 太古より 風立つごとく 月涼し (須磨離宮公園)

                 笛響け 敦盛塚の 夏蔭に (須磨寺)
                 笛の音を 今こそ聞かむ 木下闇 (須磨寺)
                 下闇を 抜けて首なし 胴塚へ (須磨一の谷)

                 芭蕉子規 放哉俳子 須磨晩夏 (須磨寺)

                 涼風に 草木もなびく 須磨が浦 (須磨浦公園)

                 ゆく夏や 砂に書きたる 恋が文 (須磨海岸)
                 磯の辺に 残る足跡 夏終る (須磨海岸)


              秋…の かすみて月の 輝ける (現光寺)

                 名月は 堂谷池に 浮ぶべし (須磨寺公園)
                 月出でて 影も舞ふなり 能神楽 (須磨寺公園)
                 月光へ 須磨一弦の 琴調べ (須磨寺公園)

                 月照れば さらにぞ訪はむ 須磨の森 (須磨離宮公園)
                 武庫離宮 中門遺構 月清し (須磨離宮公園)
                 行平が 愛でたる月や 須磨離宮 (須磨離宮公園) 
                 月天心 観想ここに 極まれる (須磨離宮公園)

                 今はなき 離宮傘亭 須磨無月 (須磨離宮公園)

                 コスモスの 雨にも負けず 咲きをりて (総合運動公園・コスモスの丘)

                 紅萩の 散りて紫紺の 花の屑 (明光寺)

                 十三夜 京に暮らすを 懐かしむ (現光寺)
                 いにしへに 思ひはせたる 十三夜 (須磨離宮公園)

                 秋料理 食せば我も 大富豪 (神戸迎賓館須磨離宮・旧西尾邸)

                 須磨浦の 向かひは淡路 秋澄めり (須磨浦公園)
                 須磨の海 秋麗尽くる ところなし (須磨浦公園)

                 (おとな)へば 須磨が古刹に 秋の風 (須磨寺)
                 秋霖や 平家無惨の 古戦場 (須磨寺)
                 敦盛の 涙なりしか 秋の雨 (須磨寺)

                 弁慶の 陣打ち鐘や 秋の暮 (須磨寺)
                 秋なれや 晩鐘ひびく 須磨古刹 (須磨寺)

                 色変えぬ 衣掛け松や 村雨堂 (松風村雨堂跡)

                 いくたびも 波打ち寄せて 秋の磯 (須磨浦公園)
                 片雲の 風に流離ふ 須磨の秋 (須磨海岸)
                 旅人の 心も知らで 須磨の秋 (現光寺)

                 秋風や 須磨に寂しき 草の影 (須磨浦公園)
                 秋淋し 畿内が隅の 須磨が隅 (須磨境川)

                 秋闌けて 遊子悲しむ 須磨の寺 (須磨寺)
                 めぐり来て 愁人となる 暮の秋 (須磨海岸)


              冬…余りにも 小さき鎧 冬に入る (須磨寺)
                 木の葉散る かそけき音を 聴きにけり (須磨寺)
                 敦盛や 暁寒き 須磨の浦 (須磨浦公園)

                 離宮庭 風音に沿ひて 落葉掻く (須磨離宮公園)

                 時雨るるや 摂津播磨の 国境 (須磨境川)
                 胴塚の 晴れて首塚 初時雨 (須磨寺)

                 暮早し 旧尾崎邸 和室跡 (須磨離宮公園)

                 淑気満つ 流るる水も ゆく雲も (須磨離宮公園)

                 山を越え 海に落ちゆく 須磨の雪 (須磨境川)

                 冬ざれや 兵どもの 影もなき (須磨一ノ谷)

                 古寺に 放哉ひとり 咳ひとつ (須磨寺)

                 探梅や 梢を渡る 風の音 (須磨浦公園)
                 探梅や こごみ加減に ひとの行く (須磨浦公園)

                 紅冬至 雲龍梅の 紅と白 (綱敷天満宮)

                 南に 須磨の海あり 冬ぬくし (須磨浦公園)

                 怖さうで どこかおかしき 鬼やらい (妙法寺)   俳子


                          須磨寺 本堂
 
    
          
                       須磨寺 源平の庭
 
  
   
           須磨寺 「敦盛公首洗いの池」と「敦盛公首検分・義経 腰掛の松」
  
   
                       須磨寺 宝物館

   
    
                           平敦盛胴塚

   
     
                      源平史跡 戦の濱碑

        
        
                  須磨一の谷より須磨海水浴場を臨む

    
      
                  須磨海岸「願いのヤシの木」と須磨海浜水族園
 
   
       
                     須磨海浜水族園のイルカ・ショー
 
  
    
                        須磨離宮公園
 
   
   
             須磨離宮公園のバラ(ダイアナ・プリンセス オヴ・ウェールズ)

  
   
                        須磨離宮公園の中門
 
  
    
                     神戸迎賓館須磨離宮(旧西尾邸)
  
  
    
             須磨寺公園内にある堂谷池    正面に見えるのが 寿楼 臨水亭

  
   
                   「須磨観光ハウス 味と宿 花月」の桜
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