大師道の冬紅葉
 
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     2022年 冬 ( 1 )   *  
 今朝の冬 フランスパンを 太刀持ちに
 今朝の冬 両手に包む マグカップ
 今朝の冬 珈琲すでに 生ぬるく
 トーストに 馴染まぬバター 今朝の冬
 今朝の冬 フランスパンを 千切りかね
 今朝の冬 寝くたれ髪の 剛直で
 逆光の中にや 冬の紅葉燃ゆ
 綾なすも淋し 斜光の冬紅葉
 冬もみぢ 門扉をとざす 洋館に
 滅びゆく ものが残照 冬紅葉
 死に頃と 思ふ刹那も 冬紅葉
 散ることに 華やぎありて 冬紅葉
 冬紅葉 きのふの夢は 甘かりし
 凩や 閉店告ぐる 貼り紙に
 凩に 吹かれて薄き 昼の月
 凩に 攫はれゆきし 土地訛り
 凩の うしろ正面 がらんどう
 木枯や 欅大樹を 棒立ちに
 木枯を 抜けて凩 筋を引く
 地に触れて 落葉の音の なきがごと
 枯葉飛ぶ 失ひしものも 影と消ゆ
 鈴懸の 落葉お面や 穴ふたつ
 Blowin’ in the Wind 答えはいつも 落葉なか
 落葉して 欅大樹の 仁王立ち
 言の葉の 散りて思惟の木 冬枯るる
 村々の その辻々の 木々落葉
 川落葉 沈みもせずに 一葉行く
 落葉掻く 青年僧の 青頭
 葉守神 おはす柏も 落葉せり
 落葉焚く 葉守の神も 火と化して
 わびさびの 心持ちてか 庭茶花
 茶の花に 届く光の 頼りなく
 茶の花の 蕊の黄だけの 庭明かり
 茶の花の蘂 金色の騒をなす
 茶の花や みだりに蕊の 黄をのばす
 帰り花 ひたむきにして 咲ききれず
 花びらの 色は薄しも 帰り花
 昔日の 華には届かず 帰り花
 雨あとの わづかな晴間 帰り花
 老いぬれば 帰り花より 忘れ花
 涙すは 一度ならずや 帰り花
 滅びゆく ものが抗ひ 帰り花
 帰り花 過ぎ去りし日は 帰り来ず
 痛さうに 風にあらがふ 冬桜
 触れし手に 木末冷たき 冬桜
 いぢらしや 小花一花の 冬桜
 冬薔薇 棘もつものは 孤を保つ
 中庭の 冬めくころや 薔薇は実に
 石蕗の黄に 色を添へたる 蝶ひとつ
 街小春 みなと出る船 もどる船
 戯れの 逢瀬こちょこちょ 神の留守
 七五三 着丈のあはぬ 借り衣装
 竹馬の 乱るる音や 吾子落下
 何もせぬ 自由満喫 勤労感謝の日
 休みなき母に 勤労感謝の日
 憂国忌 身を捨つるほどの 国あるや
 軍国の 少年の哀 憂国忌
 編むほどに 痩せて細りぬ 毛糸玉

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