雷
 
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     2022年 夏 ( 14 )   *  
 晴天に 湧きたつ雲や 雷兆す
 遠雷で ありしはわづか 風騒ぐ
 雷鳴や 雲の崩るる 音混ずる
 雷鳴や 空を突き抜く 雨が飛矢
 天空の 歪み一瞬 はたた神
 夕立を あびて三分 ぬれ鼠
 虹の橋渡りて 夜叉に逢ひにゆく
 夕焼空 ぐるり廻して 逆上がり
 鉄棒や 夕焼のそら 宙返り
 浜の子の 日焼の顔に 海の照
 歯で笑ひ 目で物申す 日焼の子
 お転婆や 臍のまはりも 日焼して
 沐浴の 嬰児すやすや 夜の秋
 窓越しの 西日ぢりぢり 古畳
 縞馬の 影黒々と 大西日
 閃光や 朱夏を黒く 塗りつぶす
 爆裂や 酷熱炎暑 爆心地
 夏滅す 天没地没 大爆裂
 彎曲の 片蔭とけて 大地燃ゆ
 いきり立つ 女神ベローナ 夏炎ゆる
 炎昼や 影きしぴしと 泣き喚く
 炎帝や 毀れし人が 底を這ふ
 炎帝や 底這ふ人は あらがへず
 炎熱の 坩堝が中の 死者生者
 炎熱の 瓦礫が中に わが骸
 原爆の日 なるを知らず 人死せり
 戦死餓死 病死が果てや 無差別死 無季
 兵柩 のせて船出る 宇品港 無季
 人多く 殺さば勝ちぞ 夏天の非
 夏の火や 撃ちてし止まば 敵もまた
 殺めあふ 正義いずこぞ 蟻の列
 炎天や 息吐くごとに 喉乾く
 爆発だ~ 炎熱の坂 逃げおりる
 炎昼や あの日のやうに 街歪む
 黒き雨 あがりしあとの 黒悪汗
 魔の雨と 知らずば言はむ 黒雨忌と
 壁だけのドームや すきま夕焼けて
 大夕焼 ドームの壁の 黒々と
 夕焼空 記憶とどめぬ 被爆壁
 夏かげろふ ドームが下の 瓦礫片
 風死して 崩るることも できぬ壁
 敵味方 わかつは何ぞ ヒロシマ忌
 線引けば 敵と味方や ヒロシマ忌
 銃前も 銃後も民ぞ ヒロシマ忌
 ヒロシマ忌 敵も味方も わが味方

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