君子蘭
 
  575 俳子ワールド
 俳子のインターネット歳時記
        写俳版
 俳子のインターネット歳時記
        INDEX版
 神戸観光名所歳時記
 須磨・句碑めぐりの旅
 神戸グルメ紀行
 俳子の守破離俳句
 俳子の独断状
   ホームへ
     2022年 春 ( 9 )   *  
 猪の 足跡著し 春の泥
 春泥や 泥水にじむ 荒筵
 凸凹の 凹ほど著き 春の泥
 春泥や 歩幅を広く また狭く
 平靴の 置き処なき 春の泥
 春泥を 越えて殺戮 戦車来る
 ゲルニカの 馬が驚く 春泥土
 春泥に まみれて無惨 戦車隊
    2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始したロシアは、
    無人砲塔システムを採用する戦車アルマータT-14を有する
    にもかかわらず、キーウ地上戦において手痛い敗北を強いられた。
 春泥の 先も春泥 行き惑ふ
 春泥や 長靴履けと いはれても
 春泥に 手を差し伸べて くれぬ人
 春泥に 足を取られて 彼が胸
 春泥を 駈けてホームへ 滑りこむ
 勝鬨や 春泥つきし ユニフォーム
 粘土より 粗きシルトも 春泥に
 春泥を 捏ねて金色 土饅頭
 靴重し 谷の春泥 踏みてより
 春泥の靴や 乾きてなほ落ちず
 霾や 涙目渇く 昼下り
 しののめの かひやぐらめく 摩天楼
 海上に 浮く街揺れて 蜃気楼
 海ゆかば 都市が屍か 蜃気楼
 住みたきは 沖つ都や 蜃気楼
 霞立つ 山の向ふに 山ありて
 春雷や 空を抜け落つ 雨が粒
 二輪草 恋に恋する 乙女子に
 君子蘭 君子孤にして 孤にならず
 鎌首を もたげるやうに 蝮蛇草
 椿落つ 一瞬紅き 水撥ぬる
 敗走の 兵が足音 つばき落つ 塩屋・源平合戦戦歿者供養塔
 山椿 落ちて地の紅 天の紅
 花びらの たがが外れて チューリップ
 たんぽぽの 丈低くして 根ぞ深し
 たんぽぽを 摘みて少女の 野辺となる
 たんぽぽや 須磨アルプスが すぐ傍に
 蒲公英の絮に 大和の原広し
 転ろぶ子を 容れて深々 うまごやし
 やまと春 天平の色 野に映えて
 けふのみの 春と思へば 野に出でて
 遠足の 隊列長し 捻ぢれもし
 目で食べて はや充腹の 春の膳
 春窮や 青空食べて 飢ゑしのぐ
 春窮や 飢ゑれば細る 慈悲心
 春窮の 昔を今に 義民の碑 新兵衛石
 芽を出せや 花となれやと 種を蒔く

   2022年 春(8)へ  TOPへ   2022年 春(10)

     俳 子 の 俳 句 横 丁

 2022年…新年・冬1 / 2 / 3 / 4
    春1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11
    夏1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11
     / 12 / 13 / 14 / 15 / 16
    秋1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6
    冬1 / 2
 2021年…俳子の俳句横丁 INDEX 2021
 2020年…俳子の俳句横丁 INDEX 2020
 2019年…俳子の俳句横丁 INDEX 2019
 2018年…俳子の俳句横丁 INDEX 2018
 2017年…俳子の俳句横丁 INDEX 2017
 2016年…俳子の俳句横丁 INDEX 2016
 2015年…俳子の俳句横丁 INDEX 2015
 2011年~2014年…俳子の俳句横丁 INDEX 2011~2014
 2003年~2010年…俳子の俳句横丁 INDEX 1