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    2022年 新年・冬 ( 6 )   *  
 寒鰤の 背までサシ入る 出世ぶり
 煮凝や 煮崩れやすき 小魚も
 殻付きの 牡蠣食ふときの 国訛り
 ふるさとの 味とは違ふ 牡蠣づくし
 曲線で なりたつ美学 寒卵
 寒卵 日にかざしても 寒卵
 鍋たぎる 音立て踊る 寒卵
 寒たまご 烈火地獄に 茹であがる
 貧厨の 閑厨たるに 閑卵
 冬深し 露西亜紅茶に 蜜の味
 寒紅の 筆触れをれば 聡き朱に
 寒紅や 恋を知らざる 唇に
 眉薄く 寒紅淡き 化粧かな
 墓群めく ビルの街並み 寒夕焼
 寒夕焼 廃用牛の 鼻撫づる
 身ひとつや 死して寒夜の 闇遺す
 香煙を くぐりて拝す 初大師
 冬深し 秘むれば木偶も 神となる
 墳寒し 草はびこるを 許さざる
 縄文の 煙り全開 夕焚火             
 夕たきび 縄文土器の 水たぎる
 夕たきび 強き香放つ 五穀粥
 炎より 煙り豊かな 焚火かな
 尻向けて 尻持ち上げて 焚火びと
 海鳴りの 闇に爆ぜたる 浜焚火
 夜焚火や しばれし躰 あたたむる
 夜焚火や 修羅の炎が 空焦がす
 肩抱きて 酌めや唄へや 暖炉の夜
 情の火か 業のほむらか 榾炉燃ゆ
 炉火赤し 壁に届かぬ 影法師
 牡丹焚く 美しきひと 惜しみつつ
 焚火消ゆ 熱き思ひの 萎むかに
 火事の夜の 事の次第を 大袈裟に
 仮縫の 糸通すごと 冬の川
 川涸れて あらはになりし 堰の底
 冬浜に 拾ふ小貝や 色褪せず
 三寒の喝 四温の能天気
 三寒は剣 四温は智者のペン
 探梅や かたき蕾の ごと黙し
 探梅の 誰言ふもなく 日溜まりへ
 沙汰なしや 出奔の子の 春遠し
 春遠し 敦盛の首 洗ふ池
 スキップの 好きな子に春 遠からじ
 日脚伸ぶ 母の帰るを 待つ子にも
 日向ぼこ 老いを嘆かず 肯はず
 日向ぼこ 猫の額を 撫でながら
 日向ぼこ するには硬き 日差しかな
 冬日向 猫の尻尾と じゃれあへる
 日あたりて 結び目かたき 冬を解く
 万人に 分け隔てなき 冬日向
 春近し 智者は惑はず 声をあぐ
 酒臭き 鬼の雄叫び 鬼やらひ
 鬼やらひ 右往左往の 鬼追ひて
 ヒーローに 負ける怪獣 鬼は外
 豆撒や 大鬼のみが 際立ちて
 手を伸べて やつとひとつの 福の豆

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