冬枯れのアジサイ
 
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      2021年 冬 ( 2 )   *  
 世をはづれ 道をはづれて 大枯野
 ゆきゆきて 枯野の景の 外に出でず
 剪られざるままに 冬枯れ山あぢさゐ
 老残の 我に似たるか 冬あぢさいゐ
 枯蔦の 巻きつくままの 老いつむり
 順番に 死ねばいいのに 枯葎
 枯葎 腰曲がりゆく 老が果
 枯葎 萎えても蔓の 絆かな
 垂直に 寝ねて倒れず 枯木立
 枯れ山の 獣道てふ 迷ひ道
 いづかたも 枯れゆくばかり 原野行く
 荒野にも 音はありしか 冬ざるる
 枯れ果てて 野末の草は 根にかへる
 死ぬために 雌に寄る雄 枯蟷螂
 用済みの 枯蟷螂の 罪と罰
 留守長し 神々もまた 妻恐れ
 父はゐず 母御は萎えて 神の留守
 人間を うまさうに喰ふ 神の留守
 死神の 留守てふはなし 先無明
 千年の留守 万年の神の無為
 神殿に 鳩の糞する 神の留守
 小春日や 古寺巡礼の 贅を得て
 言の葉は 落ちてゆく葉や 吹けば飛ぶ
 落胆の 胸の奥まで 冬ぞ来ぬ
 去りゆくは とはに帰らず 須磨は冬
 冬枯れの 疎林を抜けて 山城へ
 裸木や 白き筋ひく 風の棲む
 裸木に 風がもつれて しのび哭く
 稜線に 裸木あらは 月出づる
 空うがつかに 裸木のそそり立つ
 須磨の関 出れば西国 初時雨
 初時雨 海より晴れて 須磨の山
 風雲急 明石海峡 夕時雨
 時雨雲 乱れてあきぬ 空の穴
 雲間より 斜光一条 時雨過ぐ
 小夜しぐれ 活動写真 見るがごと
 山時雨 極楽茶屋の 軒狭し
 時雨来て 廃寺が軒も けふの福
 飴あげよ 噓泣きの子の 時雨虹
 尻向けて 股より覗く 冬の虹
 冬の虹 あすは良きこと あるやうな

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