リンドウの花
 
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      2021年 秋 ( 9 )   *  
 秋風の 曲る場所あり 須磨が関
 幽谷や 鼻の先より 霧出でて  地蔵谷
 風と来て ダム天端を 霧走る 石井ダム
 山動き をるかに霧の 動きけり
 朝霧や 湖畔を駈くる 青き馬
 夕霧の 向かうが遠し 須磨の浦
 女護島の 恋待ち橋は 霧が中
 出港や 霧にかひなき 手をふりて
 Love is over 霧の向かふに 行きたしよ
 さびし夜や 霧に愛なく 光なく
                    じ り
 一舟の 行きて還らず 海霧深し
 見えますか 聞こえますかと 霧のひと
 死にますか 夜霧の波止に 死ねますか
 漂泊や 乗り継ぎ駅は 霧が中
 単行の 鈍行列車 霧を出ず
 何が見え 何が見えぬか 霧が中
 雨霧に くもる眼鏡を 拭ひけり
 払暁の 草に移ろふ 露のこゑ
 露消えしあとや 草葉の筋さやか
 夕露の 草のしめりに 濡るるひと
 露の世の折々のうた二万句に
 人憎む 罰やもしれず 秋薊
 世をいとふ ひとの溜息 秋薊
 竜胆は 愁ひ泪を ためる壺
 縄電車 乗りて堤の 花野まで
 ありふれし 幸こそよけれ 草に花
 唐辛子 青きころより 艶めきて
 唐辛子 干されて乾びて 色さやか
 外一の蕎麦に 七味の唐辛子
 唐辛子 よけて淋しき スパゲティ
 気骨なき奴に 激辛唐辛子
 刻むるや 泪の糸を 引くオクラ 
 ピーマンの 空虚に詰むる 腐り肉
 百代の過客や 暮れて蕎麦の花
 花過ぎて 三角立ちたる 蕎麦畑
 老い果ての 凡たる日にや 芋嵐
 六甲の 峰は動かず 芋嵐
 なるやうに なることばかり 芋洗ふ
 平凡に 生きて小粒の 芋洗ふ
 月並みの 句にも味はひ 芋洗ふ
 神童の その後は知らず 芋洗ふ
 いも男爵 パレイドリアの 貌埋づめ
 用無しの 男爵芋の 笑ひ皺
 馬鈴薯の 凹みゑくぼか 尻穴か
 こぼさじと 思へばこぼれ 蔓むかご
 見目よきと 思へば旨き 通草かな

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