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      2021年 秋 ( 3 )   *  
 折れさうな 棒や七節虫 動きだす
 七節虫や 六本脚も 折れさうに
 竹節虫に 十二節ある 不思議かな
 七節虫の 節多くして ひ弱なる
 竹節虫と いへど節なき 輩にて
 竹節虫に やさしき風の 吹くことよ
 草きりの 在り処捜して 草の中
 草きりの 方へ抜き足 忍び足
 歌おうぞ 退屈王の きりぎりす
 ひとつ飛び 次々次と 螇蚸跳ぶ
 跳ぶばつた バッタバッタと 子に斬られ
 息とめて 佃煮いなご 呑み込みぬ
 蜉蝣の 死へのログイン パスワード
 蜉蝣の 死後の時間を はかりかね
 蜉蝣の 死す水やすし 慈悲あれば
 前へ行き また戻り来る 盆とんぼ
 池面より わづか一寸 蜻蛉飛ぶ
 とんぼうの 翅の影だけ 水翳る
 隠沼に 複数形の 蜻蛉かな
 先端が 好きで温厚 赤とんぼ
 湯煙に 湯浴みするかに 赤とんぼ
 移ろひて 水影となる 蝶とんぼ
 蝶とんぼ 茜さす日は 太古より
 蝶とんぼ 目には太古の 光満ち
 白亜紀の はるかの世より 蝶とんぼ
 蜻蛉つるむ 古生代より 連綿と
 口開けて もの云ひ顔の 青蜻蛉
 少年は 時に残酷 とんぼ裂く
 はらぺこの あをむし本に 穴あけて
     絵本『はらぺこあおむし』の著者エリック・カールが、
     2021年5月23日に死にました。
 青虫や 躁の終れば 鬱となり
 青虫は 蛹と眠り 蝶と舞ふ
 花に寄る 脚細すぎて 秋の蝶
 花圃の香に 酔ひて飛ばずや 秋の蜂
 空の青 地に降りをれば うつし花
 夢悲し この世のことは うつし花
 野桔梗や 掌の肉薄き ひとの手に
 括られて 色濃くなりぬ 庭の萩
 女郎花 をみなの声の する夕べ
 魅入られて 黄水晶めく 女郎花
 女郎花 さびて夕暮れ 人訪はず
 女郎花 こゑのかぎりを 泣くひとよ
 底紅や 胸の奥処に 燃ゆるもの
 底紅や 秘めてかがよふ 才もある
 風見ゆる丘や コスモス日々新た
 青ざめし馬や 木槿を食むといふ
 手にとりて 余りに軽き 葛の花
 葛生えて 畑は野となり 山となる
 声届く ところにひそと 忍草
 木毛を 敷きて白桃 送りくれ
 大根蒔く 十指をもちて 土を盛る
 あの世から この世へぬつと いも男爵

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