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      2021年 秋 ( 14 )   *  
 山の辺に むらさき深き 野紺菊
 初見草 知らざあ言つて 聞かせやせう
 見得切るや 弁天小僧 菊人形
      『青砥稿花紅彩画』より
 見せ場でも 菊人形は 声持たず
 鎧菊 まとふ荒武者 首細し
 ふらり来て 厚物咲に 歩を止むる
 自づくりの 菊花に惚れて 五十年
 大輪に なるを心に 菊作る
 落選の 菊花百弁 影持たず
 門塀の 内も外もなき 菊日和 相楽園
 金賞の 菊も萎びて 夕日中
 捨てちまへ 胸に飾りし 菊の花
 吾亦紅 過去完了の 別れ唄
 別れては 依々恋々の 吾亦紅
 中天に 庭師が浮きて 松手入
 松手入れ 人の松葉の 落ちてくる
 松手入 空傷つける こともなく
           ふせい
 枝振りの松や 浮世に色変へず
 ここはどこ 私は誰と 秋惑ふ
 死ぬといふ プログラム持つ 人の秋
 生々流転 千草の風の あや縺れ
 淋しさが 光となりて 秋落暉
 秋落暉 けふもあらかた 過去となり
 秋落暉 海にて終る 坂の道
 谷筋は 陰りやすしよ 秋日墜つ
 閉店の お知らせ通知 秋日落つ
 須磨の辺の 知る辺をたよる 秋の暮
 秋深し 我もひとりの 異邦人
 つまらなき 世とは思はじ 秋深し
 秋深し 闇がなければ 星もなく
 セミダブル ベッドの余白 夜寒し
 短調の 楽が身にしむ ひとり闇
 身にしむや 吾子の呼び名を 取り違へ
 月冷や 播磨の灘に 波立たず
 秋冷や 還りこぬ子を 待つひとに
 うそ寒や 嘘つきピョンタ しゃしゃり出て
 うそ寒の 闇を背負ひて 父帰る
 外に出れば 八人の敵 秋小寒
     七人の敵ではなくて、八人の敵なのは、
     不本意なことをしてしまうかも知れない己という、
     もうひとりの敵がいるから…。
 勝ち鬨の 聞こゆる浜辺 そぞろ寒  源平史跡 戦の浜碑
     勝者がいれば、その陰には必ず敗者がいて…、
     敗者の末を思うと、おのずと…
 秋寂ぶや 声なき骨の 眠る墓
 捨て猫の いぢけ眼や 秋寂ぶる 烏原貯水池
 秋蔭や 命のあかり 灯す夜に
 秋あわれ 蝋人形に 心なく
 病む秋や 水の臭ひが 鼻につき
 携帯に 着信なきも 秋の暮
 味やよし 香りなほよし 新走り
 頼みたし 寝酒なき夜の ましら酒
 顔白き ままとはいかず ましら酒
 一献で 赤らむ顔や ましら酒
 六甲の 山猿俳子 ましら酒
 子が泣きて 妻が愚痴こく 夜寒かな
 旨さうに まーるく熟れて 烏瓜
 色よきも 見向きもされず 烏瓜
 日にむくみ 月に萎るる 烏瓜
 烏瓜 瓜実顔の ひと憎し
 真葛原 風雨に耐へし 蔓の密
 葛引くや 蔓引き返す 山坊主

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