水中花
 
  575 俳子ワールド
 俳子のインターネット歳時記
 神戸観光名所歳時記
 須磨・句碑めぐりの旅
 神戸グルメ紀行
 俳子の守破離俳句
 俳子の独断状
   ホームへ
      2021年 夏 ( 12 )   *
 土用とて 鰻づくしの 長者ぶり
 神輿練る 異人館より 天神へ
 祭混む わが身ひとつは 孤独にて
 薄闇に 目玉ただよふ 金魚玉
 仰向けの 金魚漂ふ 水の闇
 音もなく 金魚あぎとう 真夜しじま
 金魚見る ひとり笑ひの 影消して
 真夜金魚 さびしき時は 鰭揺らす
 さみしさに 慣るるひと夜の 屑金魚
 大海と 縁なき金魚 泡を吐く
 金魚哭く 泪一滴 水の中
 金魚見る 鏡の中を のぞくかに
 指一本 入れて金魚の 鼻撫づる
 瑠璃一重 金魚は水の 外に出でず
 退屈な をみながひとり 金魚飼ふ
 うつし世に ひとりで生きて 金魚飼ふ
 踊り子の やうな金魚を 鉢に飼ふ
 携帯の 着信音に 金魚騒
 金魚鉢 さざなみ赤く 輪をなして
 水にゐて 水に濡れざる 金魚かな
 金魚死す 方円の水 衰えて
 水入れて 金魚のゐない 金魚鉢
 誰もゐぬ 部屋の闇底 熱帯魚
 熱帯魚 あちこちそちと 忙しなく
 ここが好き 目高が群るる 里の川
 水に咲き 水より出でず 水中花
 水中花 水に溺れず 息もせず
 透くるほど たましひ薄き 水中花
 囚はれの 影だに持たず 水中花
 水を得て 水喜ばす 水中花
 水中花 嘘に隠せし ひとの裏
 水中花 誰とも会はず ひと日過ぎ
 瓶ぬめり 残して消えし 水中花

    2021年 夏(11)へ  TOPへ   2021年 夏(13)

     俳 子 の 俳 句 横 丁

 2021年…新年・冬1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11
     春1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12
      / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22
     夏1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11
      / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20
      / 21 / 22 / 23 / 24 / 25 / 26 / 27
     秋1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12
      / 13 / 14
     冬1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7
 2020年…俳子の俳句横丁 INDEX 2020
 2019年…俳子の俳句横丁 INDEX 2019 
 2018年…俳子の俳句横丁 INDEX 2018 
 2017年…俳子の俳句横丁 INDEX 2017
 2016年…俳子の俳句横丁 INDEX 2016 
 2015年…俳子の俳句横丁 INDEX 2015 
 2011年~2014年…俳子の俳句横丁 INDEX 2011~2014 
 2003年~2010年…俳子の俳句横丁 INDEX 1