いかなご船
 
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      2021年 春 ( 4 )   *  
 六甲の 山ゆるがせて 春一番
 直角に 曲れぬ車 春一番
 春一番 ひかりの扉 押し開く
 春一番 保革油匂ふ グローブに
 一番で なければ駄目か 春二番
 本当は こちが本番 春二番
 春めきて 大地胎動 空驚天
 春めきて 技芸修達 伎芸天
 春めきて 語尾やはらかき 京をんな
 春めくや 絹のひかりを 君まとふ
 襟元の かさねの色目 春めける
 春めきて 体の芯の ほぐれけり
 仏心や 指紋の渦に 春きざす
 春開く 夢のログイン パスワード
 曲線で できてゐる胸 春ウェヌス
    ウェヌス(古典ラテン語: Venus) 英語読みでは「ヴィーナス
 野に寝るや 人の形の 水温む
 身中の 管といふ管 水温む
 ひらがなが 崩れて川に 三月来
 写楽画の 奴の鼻毛 のびて春
 多国籍 団地に遅き 春ぞ来ぬ
 興覚めの 低体温の 春ぞ来ぬ
 木々を見て 匂ひをかぎて 森の春
 飾りたや 当代一の 古今雛
 頤の 小さきお江戸の 古今雛
 古雛 はやり廃りの 早くして
 にぎやかや 向かひ座敷の 雛の客
 雛の客 膝を崩すも やわらかに
 仰向けに 納めて雛の お蔵入り
 風を見て いかなご船の 出港す
 沖未明 いかなご船の 波静か
 春暁や 巻き上ぐ網に 魚はねて
 いかなご船 喫水深く 帰港せり
 いかなごの 煮られて茶色 くぎ型に
 啓蟄や 泥より出づる 人面魚
 啓蟄に 二重螺旋の DNA
 啓蟄や 油圧ショベルが 穴を掘る
 啓蟄の 闇より出でよ 恋の虫
 啓蟄や 穴に籠るは 善ならず
 啓蟄や キャッシュカードに 零が出て
 啓蟄や ふところの金 出でやすし
 啓蟄の大地や 出づる虫もなく
 啓蟄や 涙でるなら 空を見ろ
 天の戸を 開きて出でよ 大地虫
 家中の 春の障子を 開けはなつ
 如月の 十日の月に 都落つ 『勧進帳』より
 きさらぎの 薄墨にじむ 和紙が上

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