鮒 釣
 
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      2021年 春 ( 3 )   *  
 春朝や 寝てても廻る 水の星
 忘れても いいことばかり 春日過ぐ
 逃水と なりたる人の 顔写真
 我いづこ 顔認証の 朧にて
 浮くほどに 水がおぼろの 深海魚
 大仏は いつも半眼 目借時
 目借時 潜水河馬の 急浮上
 目借時 浮上河馬の 耳尖る
 臍隠せ 痩せ蛙には なるまいぞ
 水底の 蜷には蜷の 泥の道
 水の輪に 沈む練り餌や 春の池
 水練りの 団子うましか 春の鮒
 池石に のりて静かや 亀の春
 潮干潟 遠浅の水 平らかに
 親指の 指紋の中の 春の渦
 銃眼を のぞけば田打の 民がゐる
 狼が 細目を開けて 春の闇
 観音の 後ろの正面 春の闇
 送信の ボタンが先の 春の闇
 春闇に 盲ひしひとや 三味が音
        倚松庵&「春琴抄」
 雲間さす 光で動く 春の塵
 霾や シルクロードの 香りして
 鞦韆を 漕ぎて月まで 夢の旅
 おのが影 あとに残して 半仙戯
 春の夜に 蕾のやうに 開く五指
 春の夜や 言葉にすれば 嘘になる
 青き踏む ハルハ・ブフの 闘士たち
       ハルハ・ブフはモンゴル相撲
 山笑ふ 強歩の膝も 笑ひけり
 山笑ふ ニッカズボンの 老紳士
 時移る 山が笑へば 水踊る
 ぜんまいや ここは大字 ゼロ番地
 驚天動地 頭の中が 春キャベツ
 土寄せて 地下立錐の アスパラガス
 独活長けて 白き筋なす 地下が室
 八棟寺跡や 椿は花つけず
 壺焼の 栄螺ぐつぐつ 物申す
 紫や パスタにからむ 蛍烏賊
                    いばり
 馬の子にして 大いなる尿の音
 蜜蜂の 尻振りダンス 野花咲く
 ひかり野へ 飛び去りゆかば 春の蝶
 光天の 残像白し 黒揚羽
 桃咲くや 遥かかなたの エルドラド
 風来れば 光乱れて 花楓
 花林檎 いとしいとしと 言ふ心
     戀を分解するとは、糸し糸しと言う心になる
 恋よりも 戀が重しか 花林檎
 また逢はむ 林檎の花の 咲くころに
 かぐはしき 須磨の若草 摘みにけり
 句心をあたため 我も抱卵期
 無憂なる ひと日が底の 春愁ひ
 春惜の 心余りて 言足らず
 昭和の日 村にひとつの 赤ポスト
 昭和の日 昭和の灯は 暗かりし
 傷口に 沁むる赤チン 昭和の日
 かげろうて 昭和平成 令和の世

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