夜 桜
 
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      2021年 春 ( 12 )   *  
 和田岬 砲台古りて 花が下
 のどけしや 砲台いまも 音たてず
 うららかや マスク忘れて 野辺の道
 桃の花 珠と見るまで 咲きそろふ
 闇入れて 妖気ふくらむ 桜花
 闇あれば 間近にせまる 花の息
 夜桜や 闇にざわめき 秘めもして
 夜桜に 滅びの匂ひ 死の香り
 夜桜や 根に怨霊の 胎児抱き
 夜桜に まじる古木に 花はなく
 花篝 揺れて千切るる 影法師
 浮かれ来て 夜風冷たき 桜かな
 近づけば 山桜みな 色薄し
 一目には 疎き千本 桜かな
 振り上ぐる 象の鼻先 花吹雪
 地に憂ひ 空に喜楽や 花吹雪
 天宇より 尽くることなき 落花かな
 初恋の 眩暈の中や 桜散る
 亡きひとの 空をこぼるる 桜花
 散り急ぐ 花の下にて ひとを待つ
 咲きてはや 敦盛桜 散り急ぐ
 落武者の 肩に花散る 塩屋道
 桜散る 余白を鳩の 影過ぐる
 裸眼より こぼるる花や 闇へ散る
 落花受く 川の流れに 遅速あり
 振り向くな 見れば花散る 思ひ散る
 満開の 桜もいまは 風の葬
 便箋の 余白に花の 屑ひとつ
 色沙汰の ひとつやふたつ 花筏
 無念てふ 重しをのせて 花筏
 花筏流れて 川面の光失す
 花筏 杭の幅だけ つながらず
 花筏流れて 岩を置き去りに
 水淀み 水また流れ 花筏
 でき易く こぼち易きや 花筏
 花筏 こぼちて河馬の 大欠伸
 恋に愛 つらねて咲けば 八重桜
 遅桜 俳子は更に 遅く咲く
 遅れても よきこと少し 遅桜
 須磨暮れて けふが名残りの 花となる

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