寒  菊
 
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    2021年 新年・冬 ( 9 )   *  
 悴むや ヒートテックの 肌着着て
 悴みて ハンバーガーを ひと齧り
 指切の 解かるる指の 悴めり
 灯をともす 指の先まで 悴めり
 悴むや こころの襞に 血が滲む
 山中の 闇は怖しよ 星凍つる
 寒月や ビル乱立の 街に住む
 燭暗き厠や 窓に寒三日月
 寒三日月 銀のやいばが 空を斬る
    マンガ「鬼滅の刃」の累計発行部数1億2000万部突破
 寒三日月 人は斬れざる 逆刃刀
 寒稽古 小手面胴の 技さえて
 フレイルに 相なるまじく 寒の行
 傾斜角 三十六度 大シャンツェ
 肩押して スケート選手 送りだす
 尾鰭なき鮪や 凍つるまま競られ
 寒厨や 魚の死体を 横たえて
 煮凝を 温め直して 老の朝
 産みたての 卵ほかほか 寒卵
 寒卵なれど 産みたて赤卵
 雛孵る 寒卵とや 嘘光る
 温めても 孵ることなし 寒卵
 お湯かけて 三分たてど 寒卵
 寒卵 割りてふんわか 卵焼き
 牡蠣の香や とうの昔の ふるさとの
 ふるさとの 海の匂ひの 牡蠣を焼く
 生牡蠣の 焦熱地獄の 汁すする
 身をとりし 牡蠣の殻より 白き汁
 採れたての 牡蠣にまぶせし 天ぷら粉
 淵崎の 牡蠣が一番 里の海
     淵崎は、「ひびたて式」牡蠣養殖発祥(江戸期)の地。
     淵崎は、遅くとも鎌倉期から存在する「邇保島」の中心地。
     古くは、神功皇后が三韓征伐の帰途に一泊したことに
     由来する邇保姫神社ゆかりの地として知られる。
     現在は広島市南区仁保2丁目。黄金橋西詰の淵崎漁港は、
     漁村であった頃の仁保地区の面影を今に伝えている。
 穏やかや ふるさと安芸の 冬の海
 里海や 冬にも凪ぎて かがよへる
 ふるさとは いつも穏やか 冬凪ぎて
 寒凪の 入江に舟の 出入りなく  広島・淵崎漁港
 冬空の 暮れ色尽くる 邇保が島
 忘却の 淵へと冬の 海暮るる
 寒菊や 枯れて晩節 飾りたる
 靴下の 穴よりのぞく 寒夕焼
 寒椿 若き胸にも 夜叉が棲む
 寒燈 柩のやうな 箱電車
 寒燈を 消してひと日を 終へにけり
 鈿女舞へ コロナの冬の 戸を開け

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