漢  菊
 
  575 俳子ワールド
 俳子のインターネット歳時記
 神戸観光名所歳時記
 須磨・句碑めぐりの旅
 神戸グルメ紀行
 俳子の守破離俳句
 俳子の独断状
   ホームへ
    2021年 新年・冬 ( 4 )   *  
 悴むや ヒートテックの 肌着着て
 灯をともす 指の先まで 悴めり
 山中の 闇は怖しよ 星凍つる
 寒三日月 銀のやいばが 空を斬る
    マンガ「鬼滅の刃」の累計発行部数1億2000万部突破
 尾鰭なき鮪や 凍つるまま競られ
 寒厨や 魚の死体を 横たえて
 泣きたしよ 溢るる泪 凍るまで
 寒卵なれど 産みたて赤卵
 温めても 孵ることなし 寒卵
 生牡蠣の 焦熱地獄の 汁すする
 寒菊や 枯れて晩節 飾りたる
 寒椿 若き胸にも 夜叉が棲む
 肩押して スケート選手 送りだす
 寒燈 柩のやうな 箱電車
 寒燈を 消してひと日を 終へにけり
 初焚火 煙ばかりを 燻らせて
 縄電車 焚火の駅に 列をとく
 夜焚火 縄文人の 貌をして
 火の消ゆる 際はさびしも 榾をつぐ
 焚火榾 くづれて火の粉 舞ひあがる
 夜焚火や 心に燃ゆる 炎は失せて
 火が紙を 腐食する冬 手紙焼く
 先の世に 急ぐがごとく 風花す
 古校舎 入れて縄跳 日暮れまで
 日向ぼこ 人は孤ならず 隣あり
 日向ぼこ 噂話に 花咲かせ
 同じこと 何度も問ひて 日向ぼこ
 日の遊ぶ 池の明かりぞ 障子越し
 風の音や 障子明りを 透けてくる
 冬の日に 透かす十指の さびしけれ
 日脚伸ぶ 四点杖を 突く老婆
 豚まんの 湯気まで喰うや 冬ぬくし
 冬ぬくし 太極拳の ゆるき時
 蠟梅の 明けてまもなき 日の雫
 白辺路の 薄日集めて 野水仙 白川
 崖下の こんなところに 冬菫
 鳥を待つ 冬木に赤き 実の熟れて
 冬鳩の 喰はれて残す 羽と骨
 金継ぎの カップがひとつ 春隣
 腹の子に 添ふる手やさし 春隣

    2021年 新年・冬(3)へ  TOPへ   2021年 春(1)

     俳 子 の 俳 句 横 丁

 2021年…新年・冬1 / 2 / 3 / 4
     春1 / 2 / 3
     夏1 / 2 / 3 / 4
     秋1 / 2 / 3
     冬1 / 2
 2020年…俳子の俳句横丁 INDEX 2020
 2019年…俳子の俳句横丁 INDEX 2019
 2018年…俳子の俳句横丁 INDEX 2018
 2017年…俳子の俳句横丁 INDEX 2017
 2016年…俳子の俳句横丁 INDEX 2016
 2015年…俳子の俳句横丁 INDEX 2015
 2011年~2014年…俳子の俳句横丁 INDEX 2011~2014
 2003年~2010年…俳子の俳句横丁 INDEX 1