さびたの花
 
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      2020年 夏 ( 10 )   * 
  
 361  雨はじく 合歓の花芽の うす緑
 362  南天の 花に小さき 雨雫
 363  目鼻なき 地蔵に泪 梅雨末期
 364  孤独なる ものは純白 花さびた
 365  我もまた 箪笥の肥やし 虫干さる
 366  ありし日の 母よ百合の香 せし母よ
 367  これやこの 匂ひも強き 百合の花
 368  百合の香に 溺れてこぼす 蕊花粉
 369  茅の輪立つ 通りすがりの 人くぐる
 370  吾も風も 角なく抜くる 茅の輪かな
 371  これよりは 穢れなき身か 夏祓
 372  半夏生 暇もてあます 小半日
 373  心せよ まづは小暑に 慣るること
 374  水無月や 大地も空も 多湿にて
 375  重き荷を 青水無月の 野の道に
 376  七月の 樹下に集へる ともがらよ
 377  七月の 粋な姉さん 江戸小紋
 378  夏燕 海の光に 翻る
 379  朱雀てふ 鳥が白南風 つれてくる
 380  白南風に 黒々光る 畑が土
 381  大南風 海援隊の 空広し
 382  じくじくの 心の襞を 土用干
 383  短夜に 下戸な男の 長つ尻
 384  短夜や 夢もはかなき 俳諧師
 385  青春に つづく空白 白夜港
 386  夏は夜 詮なきことを あれこれと
 387  可惜夜の 月淡くして 明易し
 388  夏木立 バス停そばに 家五軒
 389  あそこにも 茅葺家や 夏木立
 390  窓開けて 森が中なる 夏館
 391  うら若き トマトが苗の 脇芽かく
 392  捥ぎたての いぼつき胡瓜 五六本
 393  畑地にも ならずものゐて 悪なすび
 394  ひいき目に 見ても貧しや 鬼なすび
 395  糠床に 祖母のひと技 茄子漬かる
 396  凡にして 草刈りしあと 歩くなり
 397  翅閉じて 川に色置く 糸とんぼ
 398  川とんぼ 交るるきはの ハート型
 399  夕暮れの 闇を開きて 蚊喰鳥
 400  蝙蝠や 夜の帳を おろすかに

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