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       2020年 春 ( 9 )   *  
 321  春騒然 マスクで隠す 嘘まこと
 322  耳の穴 掘りてめでたき 四月馬鹿
 323  病む春や 薄く笑へば ユダの顔
 324  連翹の 花あるうちに 葉の出でて
 325  花は下向き 葉は上向きに いたちはぜ
 326  物の芽の 音なく開く 朝まだき
 327  地に深く 根を下ろしてや 木の芽ぶく
 328  色枯れの 庭に芽立の 多年草
 329  踏まれても めげずに育つ 名草の芽
 330  ものの芽や 適地適花の 庭づくり
 331  芽立の音 水音風の音 大地の音
     音はすべて「ね」と読む
 332  いかほどの 時経し巨木 木の芽吹く
 333  蒼天に 撥ねあぐ枝に 花あんず
 334  老い人が 死するは条理 春うらら
 335  逆光の中や つばくろ翻る
 336  花の影 ゆれて愛しき ひと来たる
 337  声よくば 花の陰にて 恋が歌
 338  大枝の 重なりあうて 花の道
 339  吾子を 呼ぶ 声ぞやさしき 花曇
 340  花冷の おでこに放射 体温計
 341  花影を 踏みて老坂 くだりゆく
 342  花名所 たづね歩きて 須磨に在り
   そうできた日もありました…
 343  籠りゐて しばし心を 花の上に
 344  山淋し 城址が上の 花の雲 滝山城
 345  花の色 雲に移して 諏訪の山
 346  薄曇り 花見るひとの 美しく
 347  花衣 なりしがいつか 恋衣
 348  夕桜 君くれなゐの 彩ごろも
 349  あすよりの 日々は知らねど けふの花
 350  消しゴムで 消せればいいな 桜見会
 351  そののちの ことはしれずか はなおぼろ
 352  満開の 花も逆しま 股覗き
 353  酔うて寝て 夢に万朶の 桜かな
 354  ほの白く 妖気ただよふ 花の闇
 355  ウィルスが コロコロ嗤ふ 花の闇
 356  花の闇 怨霊の目の 底光る
 357  花あれど 街にはコロナ 恐怖譚
 358  人を避け 花をも避けて 家籠る
 359  外に出でず 花も見ずてふ 花疲れ
 360  愛づる人 なければ花の 輝かず

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