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2019年 秋 ( 11 ) * | |
401 | 鵙贄の 報ひは枝が 棘の先 |
402 | 枝先の 哀毀骨立 鵙の贄 |
403 | 鵯の 餌はむときの 右顧左眄 |
404 | 鵯の 睦めば声の 和やかに |
405 | 危しと 思へば鵯の 声尖る |
406 | 鵯や 鵯越を 越え飛べる |
407 | 鵯老いぬ 野づら山づら 飛び倦みて |
408 | 餌づけても なつかぬ小鳥 庭に来る |
409 | 俳子庵 なにもないのに 小鳥来る |
410 | 幸せの 青い鳥てふ 小鳥来る 「幸せの青い鳥」といえば、イソヒヨドリ。 イソヒヨドリは磯や岩場に多く生息、 ヒヨドリに似ていることから この和名がついているが、ツグミ科。 俳句では、イソヒヨドリは夏の季語ながら、冬でも生息している。 ツツピーコーと鳴く声がきれいで、背が青いことから、 「幸せの青い鳥」と呼ばれているが、灰色がかった青で、 清潔感に欠け、腹部の赤茶色とのバランスも悪く、 この鳥が幸せを運んできたとしても、誰も気がつかない !! が、幸せって、幸せだと気づいたときには多分、 もうそこにはないものなので、 そう、そうなのだ、イソヒヨドリのような、見栄えの悪い鳥が、 本人が知らないうちに、そっと運んでくるんだよね、きっと !! |
411 | 小鳥来る どれもつぶらな 瞳して |
412 | 一羽でも 相思鳥てふ 小鳥来る |
413 | 深秋の 我にぞ鳴けや 相思鳥 |
414 | 色鳥や 一筆書きの 色引きて |
415 | 色鳥や 光しづくを こぼしつつ |
416 | 深空へと 色鳥色を こぼし飛ぶ |
417 | 深秋の 夕暮れに消ゆる 青き鳥 |
418 | 鳥地獄 虫地獄にも 色の鳥 有馬温泉 |
419 | 色鳥や 枯山水の 庭狭し |
420 | 色草や 赤には赤の 悲と哀と |
421 | 色草を 摘めばこぼるる 想ひとも |
422 | 洞穴も 花野もありて 秘密基地 |
423 | をさなごも ガキ大将も 花野駈け |
424 | 捨て畑の 荒れたる末の 大花野 |
425 | 捨て田いま 花野となるを 悲しめる |
426 | 日毎夜毎 色褪せてゆく 秋薊 |
427 | 行くほどに 淋しさつのる 野路の秋 |
428 | 身ほとりの 一草一花 みな秋思 |
429 | ジャズの秋 音なき間にぞ 思ひこめ |
430 | 御座船に 神輿や垂水 渡御祭 海神社・海上渡御祭 |
431 | 秋の夜や 御伽噺に 子は寝ねて |
432 | 横顔を 見せて語らず 秋夜妻 |
433 | 空に星 森の深きに 月夜茸 |
434 | 月光に 光る傘さす 月夜茸 |
435 | もののけの 棲むてふ森や 月夜茸 |
436 | 骨とかす 毒もつさまに 天狗茸 |
437 | 食はずとも 見れば目の毒 天狗茸 |
438 | 森奥に 闇くるころや 火焔茸 |
439 | 業火炎々 人寄せつけぬ 火焔茸 |
440 | 見れば地味 食へば痺るる 笑ひ茸 |
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