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2019年 夏 ( 14 ) * | |
521 | はらわたの 煮え滾りてや 真炎天 |
522 | 真炎天 大炎天へ 影入るる |
523 | 炎昼や おのが影すら 足枷に |
524 | 偉丈夫の たましひ抜けて 片陰へ |
525 | 片陰に ありやなしやの 風立ちぬ |
526 | 炎天や 頭はいつも 単細胞 |
527 | 大脳も 街もよろめく 炎暑かな |
528 | 炎帝に 水の惑星 土の月 |
529 | 炎帝に 背かば白く 視野眩む |
530 | 炎帝や 地には奴隷の 影が這ふ |
531 | 炎天下 踏まれて歪む 邪鬼の貌 |
532 | 炎天や 蛇のむくろの 乾びやすし |
533 | 炎天を昇れ おのが身焦がしつつ |
534 | 大地灼く イカロスの馬車 天駆けて |
535 | 砂漠灼く わが影すらも 吸ひつくし |
536 | 炎熱の光背 不動明王像 |
537 | 炎天の 喉をうるほす 神の水 |
538 | 炎熱の 外へと白帆 並びゆく |
539 | 片蔭に 入りきれざる おのが影 |
540 | 魚臭濃き 垂水が港 西日さす |
541 | 背に西日 負ふは重きか 歩の遅々と |
542 | 寝るだけの 三畳一間 西日さす |
543 | 玉の汗 王より飛車を かはいがり |
544 | やるからに 退けざるからに 玉の汗 |
545 | 汗滂沱 指の先まで 水を欲る |
546 | 汗の子や 背負へば重き 荷にも似て |
547 | 君が息 切るるがほどの 汗の胸 |
548 | ハンカチの 端まで濡らし 顔ぬぐう |
549 | 汗拭きて 顔の匂ひの ぬぐへざる |
550 | 一筆を 啓上夏に 物申す |
551 | 戸袋に 酷暑を入れて 窓開く |
552 | これ以上 脱げぬさまにて 暑気払ふ |
553 | 金蠅や 汚れ穢れを むきだしに |
554 | 金蠅や 牛が泪を 流す舎に |
555 | 銀蠅の 貌整ふや 光なか |
556 | 赤目蠅 緑目蠅と 這ひ出づる |
557 | 黄金の 手をもつ男 蠅クローン ロバート・ブリッグスが、核移植という技術を使って、 両生類のクローンの作成に成功(1951年)して以降、 哺乳類のクローン作りがめざされましたが、 カエルなど両生類の卵が直径 1.5mm程度であるのに対して、 ショウジョウバエは0.5mm、この胚細胞から核を抜き出し、 別の核を移植するのは、困難を極めた。 そうした中で、「黄金の手をもつ男」カール・イルメンゼーのみが、 ショウジョウバエの移植に成功(1977年)、 続いてハツカネズミ(0.1mm程度)の移植に成功、 3匹のクローンマウスを生成することができたと発表した(1981年)。 が、他の実験者による再現実験では不成功。 イルメンゼーの一連の実験は科学的に価値がない、 というのが今の科学的常識となっている。 なお、イアン・ウィルムットが、体細胞核移植クローン羊「ドリー」を 作りだした(1997年)以降については、また別の物語がある。 |
558 | 大仏の ご加護を受けし 蠅なるぞ 能福寺 |
559 | 南無八幡 手をする蠅が 大菩薩 |
560 | いざ覚悟! 息を殺して 蠅を打つ |
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