ユキノシタ
 
  575 俳子ワールド
 俳子のインターネット歳時記
 神戸観光名所歳時記
 須磨・句碑めぐりの旅
 神戸グルメ紀行
 俳子の守破離俳句
 俳子の独断状
    ホームへ
        2019年 夏 ( 5 )  *  
 161  川の辺の 腐草変じて ほうたるに
 162  蛍火を のせて草の葉 しなひ揺る
 163  身の内の ほうたるひとつ 明滅す
 164  妻恋ひの 思ひ深しか 恋蛍 
 165  草陰に 潜みてよりの 恋蛍
 166  柔らかに 両手につつむ 蛍の火
 167  蛍狩 さびしきひとと 手をつなぎ
 168  灯す火の 細くか弱く 蛍籠
 169  飛んでゆけ 籠より放つ 恋蛍
 170  胸奥の 残れ火揺るる 蛍の夜
 171  蛍死す 葉先こぼるる ひとしづく
 172  蛍死す 土盛る墓に 妹の骨
    『火垂るの墓』(野坂 昭如著)は、
    戦中から敗戦直後にかけての神戸・西宮が舞台。
    この作品では、妹の骨は、三ノ宮駅構内で餓死した少年が
    持っていたドロップ缶の中に入っていて、駅員が無造作に
    草むらへ放り投げたドロップ缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりに、
    蛍が飛び交うという、設定になっている。
 173  祈らばや 蛍の墓に 手をあはせ
 174  蛍火の 失せて残りし 闇一枚
 175  六月や シャンペンの泡 とめどなく
 176  六月の 花嫁はなつ 花ブーケ
 177  六月や クルーズ船の 寄る港
 178  六月や ガス垂れこめて 風重し
 179  六月や しづく集めて 樹雨降る
        樹雨:じゅさめ
 180  ひとつ食べ ふたつめ残す さくらんぼ
 181  少しだけ 拗ねて甘えて さくらんぼ
 182  さくらんぼ 食べて唇 厚きひと
 183  緑陰や 胸一杯に 息満たす
 184  緑陰や わが息に和す 森の息
 185  緑陰や 黙してしばし 只管打坐
 186  浮かばれぬ 怨霊どもが 下闇に
 187  陰々と 地霊蠢く 木下闇
 188  木下闇 樹海が上は 光満つ
 189  下闇の 風のうつろに 笛の音 敦盛首塚
 190  下闇や 有象無象の 蠢ける
 191  父の日や 瞠して父の 声放つ
 192  円心の ありなば父の 日なりけり
 193  父の日や 父想うことなく 過ぎて
 194  スケルトン ウォッチの刻む 時の日よ
 195  海よりも 先に光りぬ 夏燕 和田岬砲台
 196  臼砲の 弾のごとゆく 夏燕
 197  虎耳草 咲きて狭庭の 落着かず
 198  赤黒し 蛇も喰はざる 蛇苺
 199  逆立ちの 少年老いて 立葵
 200  立葵 風に動ずる こともなく

       2019年 夏(4)へ   TOPへ    2019年 夏(6)

     俳 子 の 俳 句 横 丁


 2019年…新年・冬1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8
        / 9 / 10 / 11
     春1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9
        / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16
     夏1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9
        / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16
        / 17 / 18 / 19 / 20
     秋1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9
        / 10 / 11 / 12 / 13 / 14
     冬1 / 2 / 3 / 4 / 5

 2020年…俳子の俳句横丁 INDEX 2020
 2018年…俳子の俳句横丁 INDEX 2018
 2017年…俳子の俳句横丁 INDEX 2017
 2016年…俳子の俳句横丁 INDEX 2016
 2015年…俳子の俳句横丁 INDEX 2015
 2011年〜2014年…俳子の俳句横丁 INDEX 2011〜2014
 2003年〜2010年…俳子の俳句横丁 INDEX 1